藪内家の茶風

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藪内家の茶風

今から420年程前、天下人となった秀吉は、利休に命じて茶の湯の作法を改正統一させています。その折、藪内剣仲・山上宗二等も手伝ったといわれています。遠祖藪宗把及び武野紹鷗より受け継ぐ茶法と利休改正の茶法を古儀茶道として連綿と護り伝えてきています。


藪内流の茶風は、利休時代の書院作法と小間の作法の両様を兼ね備えて現在に至っているのです。二代眞翁以来明治の時代まで、本願寺の茶道師家として本願寺の茶の湯全般を取り仕切ってきた歴史・経緯が、利休時代の書院における「台子の茶」、小間での「侘びの茶」この両様を護り続けてきて来ることが出来た所以でもあります。


また、点前の所作にもよく現れていて、「藪内さんの点前は武家点前ですね」とか「男性的ですね」と今日よく耳にいたします。それは点前帛紗を腰の右側につけ、所作が大振りでありますこと等が、そのように呼ばせているようです。


ところで、当流では特に茶法として「正直・清浄・礼和・質朴」という言葉を用いてきてます。それは「正直を以て心を守り、清浄を以て事を行い、礼和を以て人と交わり、質朴を以て身を修める」であり、これを茶法の基本としてきています。


最後に、当流の茶風を良く伝える道歌を二首ここにご紹介させて頂きます。

すなほなる心をうつすわざなれば

手つきまがらずすなおなるべし


あめつちのなせるすがたをそのままに

天の命ずる道にこそよれ


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