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もてなすことも、もてなしをうけることも、とても楽しいことです。客になり、亭主になって、一碗の茶をもてなす遊びが茶の湯です。
亭主は、客を迎えた喜びと心をこめて、お茶をさし上げ、客は亭主の心くばりを感謝し、味わいながらお茶を頂くのです。
おのずから客と亭主の心が触れ合い、通い合う、そういう境地をつくりだすのが茶道です。
昔から「直心の交わり」と言われてきました。
そうした美しく温かい人間関係を紡ぎだすためのマナーや心を、茶の湯の稽古で養うことが出来るのです。
お茶をたてる点前や飲む作法だけでなく、懐石(料理)をもてなし、頂く作法、四季折々の献立なども学ぶことができます。
古儀茶道藪内流は、千利休以前からの茶の湯の伝統を継承して、利休と同門であった初代藪内剣仲紹智以来、私で十四代になりますが、代々剣仲の茶道の思想を実践することを貫いて参りました。
そうした藪内の茶道の歴史や、伝来の品々、実践の姿を御覧下さい。
藪内紹智
燕庵14世 藪内允猶斎竹卿紹智